「布師」は、弊社が運営するファブリックブランドの名称です。
リユースファブリックとは、一度は使用見込みがなくなったものの違う用途で再利用された生地です。
繊維業界では、時として厳しすぎる品質基準のため規格外となり正規品として流通出来ない商品が日々多く生まれています。
野菜に例えると、曲がったキュウリや少しへこんだトマトの様なものも含まれます。
綿花を育て、そこから糸を紡ぐ。さらに、その糸を織って染める。
たくさんのエネルギーを使い、多くの人の手を経て作られた生地。
最後に欠点があるからといって廃棄同然の価値となって良いのだろうか?
これらの生地たちと一緒に、何か世の中に貢献出来ないのだろうか?
そんな疑問と想いから、リユースファブリックブランド「布師」は生まれました。
「布師ート」は環境保護の点でも貢献しています。
規格外生地を再利用して生産しているので、通常の生地を使用した場合に比べCO2排出量が少なくなります。(下図参照)
また、弊社では更なる環境への取り組みとして「布師ート」の製造(原材料・電力使用)に伴うCO2排出量をカーボン・オフセット(※)しました。これにより、弊社生産のエシカルシートクロス20,618枚がカーボンオフセット製品として現在販売されています。
※カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動などにより排出されるCO2(カーボン)のうち、どうしても削減出来ない量の全部又は一部を、他の場所での排出量減量・吸収量で埋め合わせる(オフセット)仕組みのことです。
2021年度より、「布師ート」の売上金の一部を日本財団を通じた「災害復興支援特別基金」へ寄付させて頂く予定です。
少しでも多くの寄付を実現できるよう、営業活動を強化して参ります。